【インスタントラーメン】カップ麺を子供に食べさせていい?影響は?

Cup Noodle
マルちゃん

こんにちは、マルちゃんです。

管理栄養士として食事のアドバイスや、ママの子育て記録をしています!

今回は、「カップ麺(インスタントラーメン)」です!

パパくん

たまに、無性に食べたくなる時あります!(笑)
独身の時はかなりの頻度で食べてたしね~

マルちゃん

カップ麺はとっても手軽に食べられるものだよね!
ただ、ママの中には小さい子に食べさせても良いか心配な人もいるよね?

パパくん

確かに…実際のところ、どうなの?
教えて~!

日本の国民食ともいえる、カップ麺!

食事として、小腹を満たすものとして、災害時の非常食として様々なケースでカップ麺は食べられています。

ただ、「カップ麺って健康には悪そう…」や「子どもには食べさせたくない…」って思うママたちも多くいると思います。

そこで今回は、カップ麺を子どもに食べさせても良いのか?カップ麺の身体への影響と注意点をご紹介します!

今回の記事でわかること
  • カップ麺の身体への影響と注意点
  • カップ麺を子どもに食べさせていいのか

この記事を読んで、カップ麺と正しい付き合い方をしていきましょう!

パパくん

はいっ!
清く、正しく、美しくカップ麺、食べますっ!!!

マルちゃん

パパくん…(笑)

カップ麺を理解し、上手に活用しましょう!

好きなところからどうぞ!

カップ麺の身体への影響と注意点

カップ麺で注意したいのは以下の3点です。

カップ麺の注意点
  • 塩分
  • 添加物

この中でも、一番注意したいのが塩分です!

塩分

「国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所」という機関が2017年11月に公表した『日本人はどんな食品から食塩をとっているか? ―国民健康・栄養調査での摂取実態の解析から―』というデータをまとめました。

これによると、「食塩摂取源となっている加工食品のランキング(20歳以上)」は、

1位がカップめん、2位がインスタントラーメン。

1食あたりの食塩摂取量(g)は、1位のカップ麺が5.5g、2位のインスタントラーメンが5.4gです。

これは3位(梅干し:1.8g)以下を大きく離しての数値となっています。

パパくん

ぶっちぎりの塩分量だ~
ひゃ~~~

マルちゃん

日本人の食塩の摂取目標量は、1日当たり男性で7.5g 未満、女性で6.5g 未満だからね!
カップ麺1個で、大人の1日の食塩摂取目標量のほとんどを摂取することになってしまうの!
ちなみに、WHO(世界保健機関)では1日5g未満とされていますよ。

パパくん

うぅ…。
…気を付けなければ…

マルちゃん

パパは大人だからまだいいけど
子供だと、さらに食塩の摂取目標量は低いんだよ。

パパくん

あぁ~~~

マルちゃん

子供の内臓の機能は大人よりも未熟なの。
大人と同じ味の濃さだと
体に負担がかかってしまうから気を付けてね。

カップ麺は、麺を一度油で揚げて作られているものが多く、油が多く含まれています。

油は時間経過によって酸化していき、多くの過酸化脂質という物質が発生します。

油物を食べたあとに胃痛や下痢などを起こすことがありますよね。

この原因とされているのが過酸化脂質なのです。

パパくん

たしかに、食べてる時は良いんだけど
食べ終わってから時間がたつと、お腹が痛くなる時がある…

添加物

カップ麺を作る上で欠かせないのが添加物です。

添加物がないと、インスタント食品を作ることができないと言われているほど重要なものです。

麺の食感を出すための「かんすい」、乳化剤、酸化防止剤、着色料などなど、多くの添加物が使われています。

添加物の種類によっては、内臓に負担をかけてしまって、不調や病気を引き起こす原因になることも。

パパくん

添加物か…。

マルちゃん

基本的に使用されている添加物は、安全性が確認されているものだよ。
食べ過ぎなければ大丈夫だよ。

カップ麺を子どもに食べさせていい?【悪影響が出る⁉】

結局、子どもにカップ麺を食べさせてもいいのかどうか?

結論 → カップ麺ばかりだと悪影響が出る

子どもにカップ麺を食べさせる時の注意点は、以下の5点です。

子どもにカップ麺を食べさせる時の注意点
  1. スープを与えない
  2. ノンフライ麺を選ぶ
  3. 水分補給を多くする
  4. 食べ慣れてしまうと、味覚がマヒする
  5. タンパク質やビタミン・ミネラルが豊富な物を合わせる

スープを与えない

厚生労働省が出している「日本人の食事摂取基準」(2020年版)の中で、子どもの食塩の摂取目標は以下のように決められています。

子どもの食塩の摂取目標量(男女ともに)
  • 1~2歳 → 3.0g未満
  • 3~5歳 → 3.5g未満
  • 6~7歳 → 4.5g未満
  • 8~9歳 → 5.0g未満
  • 10~11歳 → 6.0g未満

カップ麺には塩分がどれくらい含まれているでしょうか。

文部科学省が出している食品成分データベースによると次のとおりです。
(100gあたりの食塩相当量を表示)

中華スタイル即席カップめん 6.3g

パパくん

えっ!?
子どもの目標値を超えている…

マルちゃん

そうだね。
特に注目してほしいのは、スープに含まれている塩分なの。

同様の食品成分データベースによると、

中華スタイル即席カップめん(スープを残したもの) 1.1g

となっています。

つまり、カップ麺を全て食べると塩分が6.3g、スープを残せば1.1gとなります。

ということで、子どもには麺や具材だけ食べさせるのが良いということです。

パパくん

スープを飲まない…。
分かりましたっ!

ノンフライ麺を選ぶ

前述したとおり、普通のカップ麺は一度麺を油で揚げていて、油が多く含まれています。

そこで、麺を油で揚げていないノンフライ麺を選ぶと、摂取する油を抑えることができます。

水分補給を多くする

意外と重要なのが、水分補給です。

水分をたっぷりとることによって、カップ麺の余分な塩分を体外に排出してくれます。

また、水分補給をこまめにしながら食べることによって、すぐお腹がいっぱいになるのでスープを飲みすぎなくなります。

食べ慣れてしまうと、味覚がマヒする

子どもは濃い味を一旦覚えてしまうと、その後の薄い味付けのものでは満足しなくなってしまいます。

出来る限り子どもの頃は、薄い味付けのものに慣れさせておくことが重要です。

カップ麺を食べさせる際には、スープを水で薄めたり、調味料を半分の量にしてみたりすることが大切です。

タンパク質やビタミン・ミネラルが豊富な物を合わせる

タンパク質やビタミン・ミネラルが不足してしまいます。

タンパク質を補給するのには、納豆やヨーグルト、ゆで卵を一緒に摂るのがおすすめです。

ビタミン・ミネラルは、ブロッコリーやトマトのサラダを摂ると簡単に補えます。

まとめ

今回は、カップ麺を子どもに食べさせても良いのか?カップ麺の身体への影響と注意点をご紹介しました!

カップ麺を良く理解して、上手に利用しながら、お子さんと一緒に食事を楽しみましょう~!

以上、管理栄養士ママのマルちゃんでした!

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